このホームページをご覧になっていただく前にいくつかの表記の問題を説明しなくてはなりません。
できれば、専門用語を全く使わずにこのホームページを作りたいと思ったのですが、私の文章の稚拙さに加え、用語についてもそのつど無理に説明していくことは、きっと見ていただく方にとってわずらわしく、苦痛になると判断しました。
そもそも、私がオルゴールに興味を持った時に日本での参考資料があまり見つからなく、ほとんどを海外の文献や資料と情報交換によって得ていますので、日本でどのように呼ばれているか、どのように取り扱われているかなどはさほど詳しくはありません。
従って、わかっている限りは日本で使われている言葉を使いますが、基本的にはドイツ語と英語からの最もふさわしいと思った用語の直訳で書いていこうと思います。
オルゴール |
このホームページで使う言葉 |
備考 |
ボックス |
箱(筐体)、木でできた箱のことです。
Box
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シリンダー
とディスク |
シリンダーはドラムとかロールとかバレル呼ばれている部分です。ディスクは説明するまでもないですね!
Cylinder
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スプリングモーター |
ゼンマイのこと
Spring motor
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コーム(櫛歯)
TOOTHまたは櫛歯(=くしば=櫛状になっている歯のかたまりを言います。) |
COMBと呼ばれていますので、櫛歯という表現は正しいと思います。
Tooth Comb
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TEETHまたは歯(1本の歯を言います。)
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弁とよばれているようですが、海外ではオルガンの場合には弁(Valve)も良いのですが、オルゴールではあまりしっくりいきません。このサイトでは弁という表記は使わず本で表示しています。
Teeth
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(ラチェット)レバー |
通常はスプリングモーターを巻くためのレバーを言います。PLAY STOPや、連続演奏のレバーはスイッチと呼ぶことの方が多いようです。
Ratchet (wind) lever
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チューンカード(ラベル)
(チューンシート) |
曲目がかかれているラベルのことです。
Tune sheet =Tune card
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ガバナー
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ギアが数枚組合わさったギアボックスのことです。
Gavernor assembly
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エアブレーキ(ブレーキ) |
オルゴールの演奏速度を調整する、羽根のような形をしているギアを言います。
Butterfly = Air break
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ダンパー |
消音装置のことです。説明すると長くなるのでここでは触れません。
Damper
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ベッドプレート |
オルゴールの部品を組み付ける台座のことです。
Bedplate
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オルゴール以外の自動演奏楽器 |
このホームページで使う言葉 |
備考 |
バレル、コブ |
木などの円筒にピンを植えた自動演奏楽器の楽譜のようなものです。
ローラーオルガンの場合はコブと呼ばれています。ドラムとはあまり呼ばれません。
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ミュージックロール(ペーパー) |
巻き紙に、たくさん穴が開いている自動演奏楽器の楽譜のようなものです。
カード状のものや、ブック状のものはミュージックロールとは言いません。
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ビロー(フイゴ=鞴)、ファン |
風を送る、または空気を送る装置のことです。鞴(ふいご)と漢字やひらがなで書いても良いのですが、読みにくかったのカタカナで書かせていただきます。英語だとBellowです。 |
バルブ (弁) |
オルガンなどの自動演奏楽器で、笛などに空気を送る機構には必ずといって良いほど空気弁の機構がついています。
また、(最近のものでは)油圧、中には蒸気などをコントロールすることもあります。
それらをまとめて、バルブと呼びます。
例えば手回しオルガンなどの場合には20の笛を使っている場合に、20valve organ などと書かれることもあります。
Valve
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ハンドル |
手回しオルガンなどで回す取っ手の部分 |
クランク |
ハンドルと同じように回す取っ手も呼ぶことがありますが、回すことによって動く機構を指すこともあります。 |
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ディスク・オルゴールとシリンダー・オルゴールのパーツ一覧
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