ディスクオルゴールの最も標準はポリフォン、レジーナ、ポーターで互換性を持つ15.5inch （15+1/2）のサイズ※のディスクをかけられるオルゴールです。

これらのオルゴールは、現代では高級機として位置付けられ、本体の価格もかなり高いものです。

でもディスクは､中古でもありますし、海外では２０００円ぐらいから取引されています。

本来、アンティークオルゴールなのですが、今でもポーターが本体を製造しているために新品を求めることも可能です。

ディスク自体も、リプロダクション（再生産）や新譜が出ていて今でも入手は簡単です。

※15.5inch （15+1/2）は約４０ｃｍです。

コームは、シングルコームとダブルコームのタイプがあります。

シングルコームは７６本の歯があり、音階は以下の表の通りです。

ダブルコームは、同じ音程のコームを向かい合うように２枚配置しますので、歯数は当然この２倍の１５２本になります。

また、レジーナなどではベッドプレートのサイズなども数タイプあります。

下の音階表を見てわかると思いますが、1つの音階に２つや３つの歯が割り当てられています。

これは本来、トレモロなどの早い演奏をするときに、 １本の歯の振動が止まる前にその歯を連続して打つと、音量にばらつきがでたり、綺麗に音が出なかったりするための対策です。

つまり、２つ以上の歯を交互にはじくことによって、連続音を綺麗に出すことを可能としました。

その後編曲の段階で、２つの同じ音程の歯を同時にはじくことによって、音色の変化をつけたりするような効果を狙ったディスクも販売されました。

ポーターのディスクオルゴールは一部のリュージュ代理店で扱っていますが、基本的にはリュージュでエントリーしているディスクのサイズは１１インチと４．５インチのみです。