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ピアノプレイヤー(自動演奏ピアノ=自動ピアノ) Piano Player |
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ピアノが自動演奏するのをホテルのいロビーなどで見たことがありと思います。 また、自宅のピアノにアタッチメントをつけて、自動演奏できるようにしている方もいらっしゃることでしょう。 ここでは、ミュージックロールペーパーで演奏する自動演奏ピアノについてのみを説明することにして、現代のピアノプレイヤーは別ページに別けてみました。
電子制御が発達する前には、当然ミュージックロールペーパーで演奏する自動演奏ピアノが主流でした。 1900年代の初期のものは自動演奏オルガンのように空気を使ってハンマー制御をしていましたが、ほとんどのピアノプレヤーは1940年ごろから電磁石を使ったソレノイドの応用に代わっていきました。
しかし、どちらもかなりの部品点数が必要で非常に高価なものでした。 上の写真の場合、フイゴが5つ使っていますがこれはピアノの弾鍵のみのフイゴで、さらに、ミュージックロールペーパーを読み取るための専用のフイゴが2つあり、普通7つから10ぐらいのフイゴを使っています。 自動演奏用のミュージックロールは、特にピアノロールという名前で呼ばれます。これはオルガンロールと区別するために定着した言葉だと思われます。 サイズには、標準サイズがあり、AMPICO、QRS、DUO-ART(Aeolian) 、WURLITZER など多くのメーカーが作っていました。 又、曲数は市販されたものでも10000種類を越えるほどあると言われています。 さらに、レコードできるプレイヤーによって個人やプライベートコンサートで作られたものを含めると無数にあります。
現在でもQRSのように再版をしているものもあるようですが、むしろ全盛時代のミュージックロールも安く大量に売られているので、それらを入手した方が安い場合が多いです。 また、古いものでは、有名なピアニストによる、演奏なども数多く記録され残されていますので、自宅で、それを聞けるということは音楽ファンにとって本当に価値があるかもしれません。 それらのロールの一部には直筆のサインがついているものもあり、高値で取引されることもあります。 |
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