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ヘロホン (ヘロフォン) Herophon (handcrank) organette |
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1878- | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
アリストンオルガネッテと並ぶオルガンとして挙げられるオルガンとして、このヘロホンオルガネッテがあります。 アリストンは、ディスクを回す方式を取っているのに対して、箱の中の本体が回る逆転の発想から生まれました。 中を開けて見ると写真1のようになっており、厚紙でできたディスクにあたる部分は動きません。 そのかわりリードや空気を送る風箱ごと一緒にぐるぐる回るようになっています。 この時代の特許に逃れるために作られたものだと思われます。 写真1(ヘロホンを開けて見たところ) そして、次の写真2のように、アリストンのディスク(ボロボロですが)をヘロホンのディスクと合わせて見るとぴったりと大きさや穴位置が一致します。 まだ行ったことはありませんが、アリストンのディスクの穴位置をコピーすればヘロホンのディスクが作れるのかもしれません。 その逆も可能ですね。 写真2(アリストンとヘロホンのディスクを合わせてみると一致する) ヘロホンはアリストンに比べて何倍も入手困難だと思います。 このことからも、四角いディスクと丸いディスクの戦いは丸いディスクに軍配があがったことは、間違えない事だと思います。 写真のものは24音のタイプですが、やはり大小のタイプも売り出されたようです。 ただ、もの自体があまりないので、実際に見比べることが出来ないのが残念です。 余談ですが、HEROPHONの文字のある金属のプレートは文字がステンシル状に穴があいていて空気の取り込み口になっています。 リードバルブはアリストンと同じに3段になっています。
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