自動演奏楽器
Musical Auto Player

メカニカルチター

Mechanical Zither

 

 

チターとは、ハープの仲間で板状のボディに弦を平行に張った弦楽器のことを指します。

ピアノも鍵盤こそありますが、チターの仲間といえます。

ここにあげるメカニカルチターは、小型のチターに自動演奏機能をつけた自動演奏楽器です。

実はメカニカルチターには私が知っている限りでは、少なくとも3種類のものがあります。

タイプ1 ミュージックロールタイプ

チターミュージックロールをとりつけたものです。タンズバールのようなメカがつけられています。

伴奏は自分でコードを弾きメロディーだけをハンドルをまわすと自動演奏します。

タイプ2 ディスクタイプ ディスクオルゴールのようなディスクが回り弦をはじくタイプです。かなりダイナミックな音がします。
タイプ3 ディスクタイプ フロアスタンドタイプ

ディスクが回ることに違いはないのですが、大きさも大きくグランドピアノを2周り小さくしたような形状をしています。

この場合にはスプリングモーターで手回しでは無いタイプが多いようです。

見た目もそれなりに高価そうに見えます。

メカニカルチターは、普通金属の弦が張ってあり、それをはじくために、オルゴールとは一味違った演奏が聴けます。

実際には、タイプ1などは、つくりがあまり良くないので殆どのものがどことなく壊れています。

またタイプ2は生産数が少ないのか、これまた希少です。

さらにタイプ3は場所もとり、当時の価格もかなり高かったらしく、さらに希少です。

これらをもし入手したとしても、少なくとも35本の弦ををチューニングして、いつも演奏できる状態にすることはそれなりに大変なことです。


 

 

 

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