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カリオペは多くのベルつきのディスクオルゴールを作ったことで有名です。 勿論ベルの付いていないオルゴールもありますが、その人気は、ベルを上手く編曲に組み入れたことにあると思います。 カリオペのオルゴールは、遠くから聞くとベルの音量の方が大きいためにベルの音だけが聞こえます。 しかしながら、不思議なことに近くで聞いても、コームの歯をはじく音との音量とのバランスが悪くありません。 そのベルの余韻は、固定をする強さによっても調節可能ですが、長く聞いているとベルが耳につく場合にはベルの音を止めることもできます。 カリオペの標準的といえるディスクのサイズは34cm、45cmぐらいですが、小型のものでもかなりしっかりとした曲を演奏してくれます。 カリオペはベルの代わりに鉄琴を作ったものや、オートマタを組み込んだアップライトのタイプなどのコインオペ(お金を入れて営業できるもの)や72.5cmディスクを使う大型のオルゴールも作りました。 カリオペ社はオルゴールの生産をやめてからかなりたった後に1919年にはハープやピアノなどの楽器を作っていたMenzenhauer & Schmudt社に吸収されてしまいました。 またフランスで販売されたものは、KALLIOPEではなくCALLIOPEのマークで売られたオルゴールもありますが同じものです。 現在ドイツではカリオペの復刻を作っている会社があります。(新生カリオペ参照)
カリオペについては新しいサイト オルゴールの世界に詳しく書きます。 |
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