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バードボックス (シンギングバード) BIRD BOX |
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私が始めてこれを目にした時には、まだ小さかったので、「子供が触ってはダメ」と言われていました。 そういわれると見たくなるのは当然で、この綺麗な箱の中には何があるんだろうといろいろと想像したものです。
この箱の大きさは幅11cm 奥6.5cm 高さ5cm の小さなも物です。 (丁度折りたたみ式の携帯電話をひと回り大きくしたぐらいです。) スプリングモーターを巻いて、スイッチをスライドさせると、中央の丸いフタがが勢いよく開いて3cmにも満たない鳥が現われると同時に本物そっくりな声でさえずります。 体を左右に回転させるだけでなく、くちばしと羽根を細かく動かしながら、本当に小さな鳥が一生懸命鳴いている姿にはビックリします。 そして、それを良く見ようと顔を近くに寄せると、鳥は鳴き止んで、パタッという音とともにフタが閉まり、何事も無かったようにもとの箱に戻ります。 でも、この箱は本来「嗅ぎタバコ」を入れる箱で、鳥が消えた後はほのかな香りがするというなんとも言えない贅沢な嗜好品です。 ヴィクトリア時代にこのような物を貴族は愛用していたのでしょう。 バードボックスは現在でもリュージュとMMMで作られて販売されています。 現在の価格で30万ぐらいから・・・・これを手にいれれいば、貴方も一瞬だけ現実から離れて貴族を味わえるかも? 高いと思いますか?それとも安いと思いますか? 補足:バードケージは最初から鳥が見えているので、あまり驚きはありませんが、バードボックスは小さな箱からいきなり鳥が現われて美しい声で鳴き出すのでインパクトはこちらの方があるでしょう。(でも装飾品としてはバードケージかもしれませんが・・・) |
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