オルゴールの応用
Technology for music box

鳩時計 (カッコー時計)

Cuckoo clock

 

よく、自動演奏楽器の本を見て、どうして鳩時計を書かないのだろうと、いつも思ってしまいます。

これはまさしく、自動演奏楽器の原点でもあると思うのです。

 

現在でも作られている鳩時計は、ゼンマイ式と電池式がありますが、ほとんどの場合は本物のオルゴールを入れています。

そして何よりも、窓から鳩が出てくるアニメーションとともに時報を知らせる、カッコーの鳴き声!

あれっ!

そうです、海外ではカッコー時計なのに日本では鳩時計なのです。

実は、カッコーは「カッ」と「コー」の2つの音程の音を出すのに2つの笛に2つのフイゴで風を送り込んで鳴き声を作ります。

ところが、日本で、1つのフイゴで「ポッ」だけをならしたものもあったようです。(これは鳩ですね!)

でも、これが名前の違いなのかは定かではありません。

 

最近、ドイツなどで製造しているものは、いろいろな動きが工夫されていて、高い機種はオルゴールも2曲演奏されます。

現在残った数少ない機械仕掛けの一つです。


普通オルゴールとカッコーの鳴き声以外に、時報のゴングが鳴ります。

ゴングはウエストミンスターチャイム(時計)と同じ原理でハンマーで打って鳴らします。

日本でもカッコー時計と呼ばれる日がくるのでしょうか?

 

 

 

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