オルゴール(ミュージックボックス)
inside music box

ラチェットレバー

 

 

特に、これだけのためにページを設けることもないかもしれませんが、簡単に触れてみたいと思います。

オルゴールの基本動力はスプリングモーター(ゼンマイ動力)です。

それを巻きあげるためのレバーがこのラチェットレバーです。

このレバーには写真の通りギアが組み込まれていて、ラチェットレンチのように、巻く方向には力が入り、反対の方向には力がかからないようになっています。

このレバーを数回引き上げることにより、スプリングモーターの中に入った板バネが巻き上げられる仕組みになっています。

 

なぜこのような機構が必要かというと、強い板バネをかなり強力に巻くには力がかかるので、このような大掛かりながっちりとした機構が必要になります。

ちなみに掃除をしてこのレバーをはずしている時にペンチで廻したことがありますが、わずか半周も廻すことができませんでした。

当然、小型のオルゴールリュージュなどの現代のオルゴールでは、ラチェットレバーではなくてネジになっています。

また、大中型のディスクオルゴールやアップライトのオルゴールは、ラチェットレバーではなくてハンドルで廻す方式です。

 

 

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