オルゴール(ミュージックボックス)
inside music box

ギア

gear

このページは参考資料として用意したページです。

 

オルゴールにギアがあることは、誰でも知っていることですね!

ではいくつのギアがあるのでしょうか?


普通オルゴールは上の写真ような構造になっています。

これはアンティークでも、新しいものでも、配置こそ変わっていますがほとんど同じ構造になっています。

このことは小型シリンダーオルゴールのページでも書いたとおりです。

力の伝達順に説明すると

まず最初にAのスプリングモーター(スプリングバレル)に付けられたギアは、Bのシリンダーの軸についたギアに力を伝達します。

このままの状態だと、驚くほど早くギアが戻ってしまうために、Cの大きなギア(グレートホイール)を通して、D,Eのギアでさらに減速をします。

そして、最後にEからFの(ウォーム)ギアで大きな減速をしています。

最後のウォームギアにはバタフライと呼ばれるエアブレーキがついていて、2枚の羽根の空気抵抗によって速度を調整しています。

2枚の羽根を広げると遅くなり、狭める(閉じる)と早くなります。(エアブレーキについてはガバナーを参考にしてください。)

 

小型のオルゴールや、ジャコット(メルモフレース)のオルゴールは、CからFの部分がシリンダーを経由しないで直接スプリングモーターの回転をコントロールします。

 

 

 

 

オルゴールと自動演奏楽器 HOME