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チェンジ機構 tune change |
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このページは参考資料として用意したページです。
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リュージュや、三協のオルフェウスなどの現代のシリンダーオルゴールや、アンティークオルゴールでは曲のチェンジ機構がついています。 リュージュでは3曲、オルフェウスでは2曲ですが、アンティークは6曲から12曲が普通です。 ここでは、その切り替えの構造について簡単に触れて見ます。 このページを見る前に、どうしてそんなに曲が入るかについてはシリンダーのページを見ると理解しやすいと思います。 少し説明がやっかいなのですが・・・・
上の2枚の写真はシリンダーの左右にあたります。
左側にはバネ、右側には3つの部品があり、これらが曲を切り替える機構となっています。 1のバネで常にシリンダーは右側に押されている状態にあります。つまり、右に何もなければ常に1曲目が選択されることになります。
ところが、右にある2のシリンダーの先端についた棒状の突起が、3の不思議な形をしたギア(スネイルと呼ばれる)にあたっています。 3のギアには、高さの違う階段のような部分がつていて、このギアが回ると2の突起が3の階段を上るような構造になっています。
つまり、1段のぼると、シリンダーは僅かですが左にずれて2曲目を演奏します。 この様にして、10曲のオルゴールでしたら、9段の階段を上がることになります。 階段を上がるごとにシリンダーは少しづつ左に移動しますから別の曲を次々と演奏できるわけです。 そして、10段目はありませんから、9段目からバネの力で0段目にもどり1曲目を演奏します。
写真にある4(リピートレバー)は、コントロールパネルから出ているチェンジとリピートのスイッチに繋がっています。 スイッチをチェンジにしている時だけ、シリンダーが一周(一回転)して曲の終わりになると、3のギアを回します。
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