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ダンパー damper |
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ダンパー オルゴールのダンパーといってわかる人は、アンティークのオルゴールを所有している人であっても数は少ないと思います。 ただ、このダンパーはオルゴールにとって非常に大事な役割をする機構です。 ダンパーの位置 まず最初に、ダンパーはどこにあるのでしょうか?
それはシリンダーオルゴールの場合には、コームの歯の先端にあります。 でも、それは上からオルゴールを覗いてみても見えないのです。 コームの歯の下に隠れていて、わずか0.1mmー0.3mmという細い細いヒゲのようなものです。(写真参照) (図解しましたので オルゴールの歯の形状 を参照ください。) 一方、ディスクオルゴールでは、歯と歯の隙間に挟まれていて、やはりこれも良く見ないとその存在すらわかりません。 ダンパーの機能 オルゴールの歯ははじかれると、暫くの間振動が止まりません。 それは歯の大きさが長くなったり、太くなるほど長い時間振動します。 つまり低音の歯の方が長く音が鳴り響くわけです。 もし、この振動している時に、もう一度はじこうとするとノイズが出たり、正しくはじかれずに音量が大きくなったり小さくなったりして音楽的に問題がおこります。 それを防止するための機構がダンパーです。 歯が振動している時に次のピンがまた歯をはじこうとする場合に、先にダンパーに接触して歯を一度完全に止めてしまうという仕組みです。 このダンパーがあれば、早いテンポの曲が演奏可能になります。 図解しましたので オルゴールの歯の形状 を参照ください。
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