オルゴールの曲について

ミカドとオルゴール

the mikado music box

 

 

 

今になってみれば、あまりなじみの無い言葉だと思いますが オルゴールの世界で有名な名称としてミカドがあります。

ミカドとは、明らかに日本語ですね!

ポリフォンのミカドと呼ばれる大型のオルゴールがありますが、決して日本人がつけた名前ではありません。

 

実は、当時ミカドというライトオペラが有名だったため、東洋の皇帝を意味するこの言葉を オルゴールにも採用したというわけです。

その、オペラの中で描かれる日本人は、明らかに中国風またはモンゴル風ですが、当時の西洋人 に強烈なインパクトを与えたことでしょう。

なにしろ日本人が見ても強烈な印象が残るぐらいです。

もちろん、オルゴールの曲としてもミカドは良く取り入れられています。

カルメンやリゴレットなどに混じって入っていることがありますのでオペラボックスをお持ちの 方は是非お調べください。

ちなみに、作曲者はアーサー・サリヴァン、通常サリヴァン(Sullivan)とチューンカードに記されます。


サリヴァンの作品には以下のものがあり、これらのキーワードがあれば、これはオペラに関係あるのかな?と疑ってみるのが良いでしょう。

Trial by Jury
The Sorcerer
H. M. S. Pinafore
Pirates of Penzance
Patience
Iolanthe
Princess Ida
The Mikado
Ruddygore
Yeomen of the Guard
Gondoliers
Cox and Box

Gilbert & Sullivan

また、面白い話がひとつあります。

サリヴァンとコンビを組んで当時のオペラを毎年のように新作を作り上げていた演出作家の名は ギルバート!

2人の名前を合わせて、「ギルバートとサリヴァンのオペラ」と呼ばれました。

現在では、あまり上演もされなくなり、この名前を知らない方も多くおられると思います。

 

そんな現代において、

それとは全く別に「ギルバート・オ・サリヴァン」がアローンアゲインという大ヒット曲を1970年代 に飛ばしました。

こちらの方だけを知っている人が、アンティークオルゴールでこの名前を見つけて驚くかもしれませんね!

 

ちなみにギルバートオサリバンの曲はアンティークオルゴールには入っていませんので・・・


 

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