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E10 マーキソフォン Marxophone |
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弦の数 |
46 |
Strings | 46 |
音階 | ダイアトニック | Scale | diatonic |
コード専用弦 | 16本4コード | Chord Strings | 16 (4chords) |
コード演奏機能 |
なし |
Chord Function | no |
サイズ | 500mm 330mm | Size | 500mm 330mm |
サウンドホール | 1 | Sound hole | 1 |
推定販売年 |
1926-1931 |
Age (circa) |
1926-1931 |
複弦 | なし | Double string(like mandolin) | no |
現在の入手におけるレア度 | ★★★★★ ★ | Rare | 6/10 |
サンプルのメーカー | manufactured by the International Musical Corporation, 15th and Bloomfield St., Hoboken, NJ (see close up picture) under 1912 Patent No. 1044553 by Henry C. Marx. | Maker | manufactured by the International Musical Corporation, 15th and Bloomfield St., Hoboken, NJ (see close up picture) under 1912 Patent No. 1044553 by Henry C. Marx. |
基本構造: トレモロ効果を出せるハンマーをメロディーの各弦につけたハープです。 ハンマーは全部で15本ありボディから斜めに立っている大きなパネルの裏側に隠れています。
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演奏概略: 机のような平らな所に置いて演奏します。 左手で伴奏、右手で各ハンマーのの下の方を指で押すことによりメロディを演奏します。
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名前の由来(推測): 不明
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上のパネルは特徴的です。この裏側にはフエルトが貼ってあり、さらにその裏に、各弦を叩くバネ状のハンマーがついています。 それにしても、こんなに大きくてハデにする必要はないのでは?と思いませんか? 実は、このパネルの上に譜面を置くように考えてわざと大きくしたようです。 その証拠として、このハープの前身であるCELESTAPHONEは確かにパネルが小さくて譜面は置けそうもありません。 |
コメント |
この楽器については、実際にレコーディングされたレコードやCDもあるようです。 つまり、この種の楽器の中ではかなり有名な方かもしれません。 この楽器に類似したものとしてCELESTAPHONEや、クロマチックにしたCHROMATIC CELESTAPHONEがあります。 CELESTAPHONEは、MARXOPHONEとほぼ同じような楽器ですが、ハンマーのストローク(弦までの距離)が違うためにトレモロの速さが違い、さらにボディのサイズなどによる違いも含めて別の楽器のような感じもします。 CHROMATIC CELESTAPHONEについては、非常に珍しく入手困難なために私は持っておりません。 (おそらく入手できれば、もう1ページこのホームページが増えると思いますが・・・・)
この楽器のなんとも納まりの悪い形が独特な雰囲気を出していて、さらに、大きなパネルもかなり個性的です。 構造は簡単ですが修理は見た目よりも大変なので、壊れていないものを入手するのが良いでしょう。
また、普通のマンドリンハープにトレモロハンマーを使っても単音しか出せませんが、この楽器は同時に複数の音を出すことができます。もっとも2つ以上の音がトレモロで鳴っていると、かなりうるさいのですが効果としては面白いです。
細かい構造についてはこのページを参照してください。 |
コード弦
メロディー弦
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