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E17 マーキソリン Marxolin |
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弦の数 |
18 | Strings | 18 |
音階 | ダイアトニック | Scale | diatonic |
コード専用弦 | なし | Chord Strings | no |
コード演奏機能 |
4コード |
Chord Function | 4chords |
サイズ | Size | ||
サウンドホール | 11 | Sound hole | 11 |
推定販売年 |
1930年から1950年代 |
Age(circa) | 30's -50's |
複弦 | なし | Double string(like mandolin) | no |
現在の入手におけるレア度 | ★★★★★ ★★★ | Rare | 8/10 |
サンプルのメーカー | MARX COLONY NEW TROY MICH | Maker | MARX COLONY NEW TROY MICH |
基本構造: 18本の弦を、2本の弓を並列にしたような専用弓で弾き、さらに、4つのハンマーで弦を叩いて伴奏します。 さらに、演奏中、チョーキング機能(エレキギターのトレモロユニットのような機能)で音程を半音変えることができます。 また、慣れるとビブラートのような効果も可能です。
追記: 本体に 1、譜面立て 2、本体側面にダブルボウ(2本の並列になった弓)用の2つのロジン(マツヤニ) 3、本体の裏に専用チューニングドライバーをつけておく穴 があります。 |
演奏概略: おそらく机のような平らな所において演奏します。 右手は弓でメロディー、左手はコードとチョーキング機能を担当します。 チョーキング機能はかなり熟練が必要です。 ボディが2段になっているので、バランスが少し悪い気がします。
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名前の由来(推測): 会社の名前を張っているぐらいですから、そうとうの自信作だと思われます。 |
当時$40でケース付きで売られたものと思われます。 楽器本体にシールのような紙が貼られていることや、バイオリンを意識したFホールの絵を書いてしまうところは、当時の感覚を疑いますが、大衆向けに安いコストで提供しようとした苦労の跡かもしれません。 |
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音階は番号と中央に書いてある五線紙の音符によりわかります。(写真が見えにくくてすみません。) また、弦のチューニングはMARXOLIN専用マイナスドライバーで行います。(普通のドライバーでもできますが・・・・) |
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4つのコードを叩くハンマーと2つのチョーキング機能。 中央に立っている棒のようなものは譜面立てです。 ケースを開けると、いきなり譜面立てがシャキッと立ち上がります。 光の関係で汚く見えますが本物は写真より綺麗です。 手前側面の線のようなものは塗装のヒビのようなものでカメラのフラッシュがあたって白く見えていますが通常ではわからない程度です。 鉛に吹き付けた塗装はさすがにはげています。 |
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6つのレバーを説明すると、向って左から 1、3音のチョーキング 2、コード2 A F# D 3、コード1 D B G 4、コード3 G C E 5、コード4 E G B 6、全音のチョーキング となります。 |
ここで書いているチョーキング機能はエレキギターのトレモロアームのような効果を出せます。
コメント |
MARX COLONY が未来をイメージして作った遊びの楽器です。 この楽器の何が凄いかというと、この時代に、このデザインと色、そして奇抜な機構です。 この楽器はマニア?の間では有名ですが、入手困難なためホームページで検索してもほとんど載っていません。 いくつかリンクを貼りましたが、おそらくこれ以外で写真を見つけることは難しいでしょう。 この色と構造から、「この世で一番醜い楽器」とかかれたり、「最高にCOOLな楽器」として紹介されたり人によって受け方がまちまちです。 エレキギターで「フライングV」がカッコ良いかどうかと同じことかもしれません。 私も、この姿からこの綺麗な音色は創造もつかなかったのですが、本当の演奏を聞いて見たいものです。 というのも、私はまだ、これ専用の弓を入手できていないからです。 もう数年間探しているのですが・・・・・
とにかく、弓を手に入れて、この楽器の演奏は必ず果たしたいと思います。 >>>>>>>>>>ハープコレクターの一人からのメール>>>>>>>>>>>> Hi Junichi... 途中略 I hope you learn how to play the instrument and form a funky-cool band called "Junichi and the Marxolins". Best regards, Sonny |
melody メロディ弦
番号はMARXOLIN専用の(オリジナルタブラチュア)楽譜の番号です。
chord 伴奏弦(メロディー弦と共用) すごく複雑ですが、コードで叩く弦も共用しています。
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参考:この楽器の原型と思われる形が載っている所を見つけました。この1台は本当に希少だと思います。
また、プロのカメラマンによる写真がありました。