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E5 ピアノリン PIANOLIN |
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弦の数 |
25+20=45 | Strings | 25+20=45 |
音階 | クロマチック | Scale | chromatic |
コード専用弦 | あり(C,G,F,D,A) | Chord Strings | 20(C,G,F,D,A) |
コード演奏機能 |
なし |
Chord Function | no |
サイズ | Size | ||
サウンドホール | 1 | Sound hole | 1 |
推定販売年 |
1930年代から1964年ごろ |
Age(circa) | 1930? -1964 |
複弦 | なし | Double string(like mandolin) | melody only |
現在の入手におけるレア度 | ★★★★★ ★ | Rare | 6/10 |
サンプルのメーカー | MARXOCHIME COLONY New Troy, Mich. | Maker |
MARXOCHIME COLONY New Troy, Mich. (1926-1969) |
基本構造: ウケリンやバイオリンウケに半音を入れてクロマチックにしたもので、コードの数が5つあるために、演奏できる曲のレパートリーもぐっと広がります。
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演奏概略: 机のような平らな所において演奏します。 右手は弓でメロディー、左手はコードを担当します。 机に向った時にピアノの鍵盤のマークを平行においてしてしまうと、弓で弾きにくくなるため 少し右側を遠くにして斜めに置いた方が良いでしょう。
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名前の由来(推測): 見てのとおりピアノの鍵盤のような配置に弦が張られています。 |
コードが5つに増えています。 ラベルの紙は上白紙ではないので綺麗ではありません。 |
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ピアノと同じ配列に弦が張られています。 そして親切にコードと番号がふられています。 |
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後期のタイプなので、チューニングは片側だけでできます。 しかし、これをチューニングするにはかなり時間がかかります。 |
コメント |
私が入手したものは1964年に販売した記録があります。1958年に購入したという人もいるので比較的新しいタイプです。 おそらく、最後の頃のモデルで、初期のタイプと異なり弦の糸巻きが1方向についていてチューニングを やりやすくするための改良が見られます。
さすがに年代も浅いこと(たった40年前?)もありますが、持ち主が演奏の難しさから全く手をつけなかった そうで、錆やキズもない新品の状態でした。 (但し、さすがに、紙の色などは変色していましたが・・・・)
このハープは、ピアノと同じ配列にメロディーの弦を配置したのは失敗だと思います。 ピアノをやっている人にはわかりやすいかもしれませんが、機能性を考えると弓の運びが不規則になって とても弾きづらく、バイオリンウケのようにはいきません。 (慣れかもしれませんが、ほとんどの人は、慣れるまでに飽きて練習しなくなってしまうでしょう。) ただクロマチックなのは非常に魅力があり、マスターしてみたい1台です。
また、コードが5つついているのですが、これが少し問題で、クセのあるコードのせいか、メロディーがせっかく クロマチックなのに、曲に制限ができてしまいます。 やはり、マイナーとセブンスを加えたピアノフォンのようなコードの方が、現代の曲を弾く上では都合が良いです。 とは言っても、この頃に今の時代の曲が無かったので無理はありませんが・・・・・
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melody メロディ弦
番号はMARX社の(オリジナルタブラチュア)楽譜の番号です。
chord 伴奏弦(コード弦)
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