参考

close up parts

string(s)

弦の種類

ハープの弦については、おそらくここで書ききれないほどの種類があることと思います。

基本的には以下のようなタイプがあります。

ガット 本来、羊腸でできたガット弦は高価ですが、グランドハープ、一部のアイリッシュハープなどでは今でも使われています。金属弦に比べてやわらかい音がするのが特徴です。
ナイロン 従来のガット弦に代わる材料としてナイロンが使われるようになってから、弦の価格は格段に安くなり、しかも長持ちするようになりました。
スチール ワイヤー弦などとも呼ばれる金属でできた弦です。ガット、ナイロンとは違い澄んだ音色が特徴です。
スチール(ラウンド) スチール弦にさらにスチールの細い線を巻いた弦です。主に低音に使われます。弦の硬さを変えずに太さを変えて低い音を出すという発明品です。
ナイロン(ラウンド) ナイロンの細い糸を束ねたものにスチールの細い線を巻いた弦です。主に低音に使われます。
(合成繊維以外の)繊維でできた糸 民族楽器に主に使われます。

これ以外にもシルク、木の皮、動物の皮、麻のような繊維でできた弦などもあります。

グランドハープなどは、ガット、ナイロン、ラウンド弦の3種類をあわせて使ったりします。チターなども殆どの場合にはスチールとラウンドを使います。

また、アイリッシュハープルネッサンスハープなどは、同じ楽器でも、好みにあわせて、スチール弦を使ったりナイロン弦を使ったりしています。

 

弦のカラーコード

基本的にカラーコードは赤がド、青がファ などのように、弦の音程のマークとして使われます。

ハープで普通使われるのは、赤と青(黒)が多いようですが、弦のカラーは実際にはいろいろ販売されています。


金属弦の場合には、サビがでないように、演奏後は指紋をふき取るように心がけます。

もし、サビがでてきたら、すぐに取り替えます。

その際には、全ての弦をはずすのではなく、少しづつ取り替えるか、多くても3分の1ぐらいにとどめておいた方が安全です。

特にアンティークの場合には、弦をはずした時にいろいろと木部の狂いが出てくるように思えますので細心の注意が必要です。


ナイロン弦の場合には、太さが合わないものは使わないようにした方が無難です。

また、メーカーによっては、単純なナイロンの弦ではない場合もあるので、代用品でハープをおかしくすることもあるそうです。

また、ゲージ(太さと番号)が同じもので色違いのものは代用できる場合が多いです。

しかしながら、購入のときに店員さんに良く聞いた方が良いと思います。

また、小型ハープの場合には釣り糸を代用しているものもありますが、基本的には成分は同じもので、作っているメーカーも

〇〇化成であったり〇ュポン社であったりします。

しかしながら、太い弦などはわずかに規格が違うだけでも張力が何10kgも違ったりしますので、代用はしない方が良いです。


ガット弦はナイロンで代用できますが、知識が無い人はしない方が良いです。

 

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