D 参考楽器
MUSICAL INSTRUMENTS

G17 フォノハープ

Phonoharp

この、シンプルで無骨な楽器は、フォノハープと呼びます。

このフォノハープはデザインはともかくとして、1800年代の傑作中の傑作と言えるでしょう。

これを見てオートハープと似てる?と思った方は、なかなか詳しいですね。

オートハープのコードバーに位置する場所に、変な金具がついています。

これを使って、コードを弾くことができるのです。

上記の写真のものは3つのコードしか弾けませんが、5つのコードが弾けるものなどもあり、本当の意味で、オートハープよりもオートでコードを鳴らすことができる画期的な楽器なのです。

例えば、オートハープの場合には、片手に障害があると、コードバーを押さえることが出来ないために演奏ができませんが、このフォノハープの場合には、片手でピックをもって、金具に沿って弦をなぞれば、それだけで演奏ができます。

極端な話、口にピックをくわえても、足でも演奏ができてしまう楽器なのです。

福祉関係や音楽療法を行っている人は是非、このハープについて研究をされてみてはどうでしょうか?

ちなみに、この楽器を作った会社はフォノハープ社、後にオートハープで、オスカーシュミットやメンゼンバウアー社と戦うことになります。

 

★★★★★ ★

 

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