コスチュームジュエリー |
コスチュームジュエリー | ||
「コスチュームジュエリー」とは、貴金属と宝石以外から作られたジュエリーで日本では「アクセサリー」とほぼ同意語になっています。 ファインジュエリーに対してこのコスチュームジュエリーという言葉が、日本で使われ出したのは比較的最近ですが、実は100年以上も前のアンティークジュエリーと呼ばれる時代からコスチュームジュエリーは存在していました。 スワロフスキーなどのクリスタルグラスを使った作品もすでに存在していて、ラインストーンもまだ高価ではありましたが、その加工性や粒を大きくすることができるなどのメリットがあり作られていました。 コスチュームジュエリーは、その後、単なるファインジュエリーの代用品ではなく、あえて、デザイナーが高価な石を使わずに自由にデザインをするためのものとなり、多くの作家(アーティスト)と多くの会社をもたらしました。 その先駆者の一つがCOCO CHANELであることは有名です。
1920年に、フランスでは、ファインジュエリーに重い関税がかけられ、その対策を逆にこのような形で発展してきたジュエリー業界のたくましさを感じます。
そして、後に、豪華なコスチュームジュエリーをつけて舞台に上がるスター達へのあこがれが、庶民にも手に届くようになったのは、1940年ごろだと思われます。 シカゴや、ハリウッド、ニューヨークのスターはそれらのデザイナーや会社と提携をしたりして多くのジュエリーの形を世の中に送り出しました。 それは今につづきます。
現在ではアンティークからのコスチュームジュエリーは年々相場をあげつつあります。 アイゼンバークやクリスチャンディオール、ハスケル、シャネルなどはもちろんのこと、特にデザインを重視した多くのコスチュームジュエリーを作った多くのメーカーのブランドジュエリーやデザイナーズジュエリーが今見直されつつあるという事かもしれません。 ところが、日本ではファインジュエリーを扱っている業者の一部に、コスチュームジュエリー=にせもの という評価をつけているという話を聞きます。 見た目の豪華さや、デザインの面白さではファインジュエリーの敵なのかもしれませんが、ファインジュエリーもコスチュームジュエリーもお互いのメリットを理解した上で使い分けられれば良いと思うのですが、皆さんはどの様に考えられますか? |
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