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世界中で最も愛されるダイヤモンドジュエリー。その輝きに勝るものはありません。
ところであなたはダイヤモンドと呼びますかダイアモンドと呼びますか?
これは日本ではどちらも正解のようです。
ダイヤモンドは現在ではおもに、アフリカ大陸、オーストラリア、ロシアなどで発掘されていますがどのようにしてできるのでしょう?
地球が誕生した46億年太古の昔、地球の奥深くでダイヤモンドは生まれました。
ダイヤモンドが結晶化するためには、1,500〜2,000℃の高温と6万気圧の高圧が必要とされていますが、 この条件を満たすのは、地表から200〜300kmもの地球の深部に相当することがわかっています。

普通上の写真のようなブリリアンカットという究極と言われた形状に仕上げますが、採取された石の形によっては、この形状を作ることができません。
また形状以外にダイヤモンドのグレードを示す言葉として、カラット(重量)、カラー(色)、クラリティ(透明度)、カット(研磨)の4つの基準によりその石を評価をする基準があります。
その頭文字が全てCではじまるのため、4つのCを4C(フォー・シー)と呼ばれています。
| カラット |
カラットは重さの単位で1ct(1カラット)は0.2グラムとなっていますが、価値としては2ct.は1ct.の倍ではなく3倍から4倍と値段が高くなっています。 |
| カラー |
次にカラーですがダイヤモンドは無色透明なものから黄色味を帯びたものまで、その度合いによって等級がつけられています。
Dカラーが最高でE、F、G、H・・・と品質が下がっていき、X、Y、Zまで23段階にわけられています。
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| クラリティ |
そしてクラリティ(透明度)ですがこれは熟練した鑑定士がインクルージョン(内包物)の種類、
大きさ、位置など色々な要素を考慮して等級を付けます。
その等級は最高級のフローレス、インターナリー・フローレス(IF)からインパーフェクト3(I3)まで11のランクにわけられます。
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| カット |
最後にカットですがカラット、カラー、クラリティの3つはダイヤモンドの自然の状態によって決められてしまいますが、 4つ目のカットだけは人間の手によって加工されるものです。
そのため多くの研究が重ねられてきました。 ポイントになるのはポリッシュ(研磨)とシンメトリー(対称性) です。 ポリッシュは表面の研磨状態をさします。
カットされたダイヤモンドは最後にポリッシュ(研磨) がかけられます。 この研磨の際にダイヤモンドの表面にスクラッチ(引っかきキズ)やノット(打ちキズ)、
あるいはポリッシング・マーク(研磨キズ) ができやすく、 これらのキズは、ダイヤモンドの輝きに大きな障害となるため品質が下がります。
シンメトリーとはカット面の形と対称性、均等性です。
これによりダイヤモンドがより美しく輝くかどうかが変わってきます。
ポリッシュとシンメトリーはその度合いによって、以下の5つのランクに分けられます。
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1
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2
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3
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4
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5
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excellent
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very good
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good
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fair
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poor
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もちろんexcellentが一番良いですが許容範囲はGoodまででそれ以下のものは日本ではあまり見かけません。
このようにカットによってダイヤモンドの良し悪しが左右されるので、カット職人の技術と熟練度の高さがモノを言うわけです。
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実際には、さらに4Cを細かく分類して、部分的なダークネスやインクルージョンを細かく判断したレポート(書類)を作って販売している場合もあります。
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