ジェムテスター比較 ダイヤモンドテスター比較

 

  ジェムテスターについて  

このページはジェムテスター ダイヤモンドテスターのつづきです。

宝石鑑別テスターについての記事を書いていたところ、いろいろとメールを頂いたので、その続きを書くことにしました。

宝石や鉱石ファンにとって誰もが一度は買うテスターですが、これの選択はなかなか難しいのが実情です。

まず、テスターの種類ですが、一般的に売られているものは以下のようなものです。

下記の通りまとめて見ました。

ジェムテスター(宝石テスターと呼ばれます) 数種類出ていて手軽に買えます。ただ表示がLEDで非常に大雑把です。
ジェムセレクター ジェムテスターとほぼ同じで熱伝導率を量ります。
ダイヤモンドテスター ダイヤモンドとその類似石の判定をします。モアサナイトは判別できません。
モアサナイトテスターモアッサナイトテスター

モアサナイトとダイアモンドの判別のために作られたテスターです。一応、それ以外の類似石も判定できるものもあります。

新モアサナイトテスター

ダイヤモンドテスターとモアサナイトテスターの2台を1台にしたようなもので、人の手の抵抗値を測ることで金属との判別機能がつきました。

なぜか希にコランダムを間違える誤動作が見られました。(上写真 2)

ジュエラー(ズ)アイ 表面の反射を見てその石が何かをメーターの針で判別します。平らで綺麗な表面のもの以外は判別できません。
ジェメーターデジタル90 反射を見て判別し、デジタルで判定します。時々おかしい表示になるので危険です。
電子?リフラクトメーター

宝石を置き、ルーペで覗くようなタイプです。もっとも古くからある測定方法の改良版です。

ただ、ダイヤモンドの判定は、これ1台だと難しいです。

リフラクティヴィティメーター 屈折率判別を行い数値をデジタルで表示します。ミスもあります。
カラーストーンエスティメーター リフラクティヴィティメーターと同じです。
デュオテスター 屈折率判別と熱伝導の2つの測定器をただただ1つにしたものです。(上写真 1)
サーマルコンダクティヴィティテスター

熱伝導率を測定して、メーターの針でそれが何かを表示します。

モアサナイトは判別できません。

 

などがあります。

それらは原理としては大きく分別すると3種類あるようです。

1:表面反射型

2:屈折率判別型

3:熱伝導率型

となります。

どれが良いかというとどれも一長一短でひとつで完全に判別を付けるものは現在のところありません。

デュオテスターなどは2と3のテスターを1台にしたものですが、使い勝手はまだ悪いと言わざるを得ないでしょう。

 

従来の方法でGIAなどが出している判別機器で一通りの判定をするには、やはり手間がかかるのに対して、これらのテスターは手軽にできます。

ただ1つのテスターを信じるのではなく複数のジェムテスターやダイヤモンドテスターを使うことが重要だと思います。

 

また、宝石が台座に固定している状態では、測定しにくいものもありますが、ブローチペンダントなどの大きなものに固定されている場合は一度はずして測定するなどの方法も取られます。

さらにつづく>スペクトロスコープ、ポラリスコープ、リフラクトメーター、UV発生器+マイクロスコープ、ダイクロスコープなど

 

 

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