誕生石で3月にあたるアクアマリン(Aquamarine)はその名の通り海の水のように青く透明です。
エメラルドとはベリルという同じ鉱物に属する仲間です。
とは言え、アクアマリンは透明でインクルージョン(含有物)が少ないのが特徴的です。
ジュエリーではアクアマリンは脇役のことが多いのですが、大きな石は指輪などにされ見事な主役の座を飾ります。
実は、このアクアマリンを入手しようと思ったときに問題になるのは、その色と価格です。
マーケットでは10キャラを越える大きなものも多く出回り、比較的安価で購入可能ですが天然のものはわずかと言われています。
おそらく日本人のイメージでは水色のような綺麗なブルーをイメージするのですが、実際に無着色の状態のアクアマリンは透明に近い薄い色か、ほとんど色が無いものが多いのです。
色がついていても薄い緑のような色であったり、なかなかイメージの宝石は見つかりません。
鮮やかな色を出した最近出回っているものは、トリートメントして色をつけたものが大半です。
強い青が出ているアクアマリンを見つけてその色に惹かれて買った人も多いと思いますが、正確に調べるのは止めた方が良い結果になります。
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