Antique Disc Music box player |
ディスクに刻まれた世界は100年前の音楽家からの贈り物です。 The world of an engraved disc is a gift from musicians 100years ago. |
仕事で自動演奏楽器を作っていたことがきっかけでオルゴールに興味を持ちました。 ディスクを入手すると今では聞くことが出来ない100年前の知らない曲が聴けることが本当に魅力的でした。 オルゴールは、同じ曲名 でも、各メーカーの編曲が凝っていて聞き比べをしたくなる程、特徴があります。 当時の素晴らしい演奏は真の音楽家よって作られたもので、非常にレベルが高いと言えるでしょう。 これに比べて現在のオルゴール風に演奏されてるシンセサイザーなどの演奏は別のもののように思えます。 これがオルゴールよ。 そんなオルゴールのディスクですが、鉄などの金属で作られた板ですから100年の間に曲がったり錆びたりすることは当然起こります。
むしろ綺麗な状態であるディスクの方が不思議なぐらいです。 曲がったディスクや保存状態が悪かったディスクは、当然ですが演奏に支障がでます。 「このディスクは錆がひどいけれど何とか演奏してみたい。」 「タイトルが消えてわからないけれど、どんな曲か聴きたい。」 「ディスクが曲がっていて演奏が止まってしまったが最後まで聴きたい。」
などと思うことは良くあるのですが、一部の機種ではそのディスクを演奏させることは、本体を壊す危険もあるのです。 その為に、入手したけれど1回も聴いたことが無いディスクが手元に残ることになります。 これはオルゴールのコレクターでは良くある事です。 そんなオルゴールのディスクを何とか再利用したいと思っていました。 そして2003年に、このディスクプレイヤーの製作をしようとプロジェクトを始めました。 何回か作り直しているうちに、HSP3というソフトウェア開発言語と出会いました。そしてその作者のおにたまさんにサポートしていただき なんとかこのソフトの製作を進めることができるようになりました。 こんなになったら使えないわね。 その頃、オルゴールと自動演奏楽器のホームページを製作しながら、オルゴールを集めると共に、修理を行い、ディスクのデータの保存を行うようになりました。 私はビデオゲーム会社を経営していたために、ディスクのデータを読み取ることはさほど難しことではありませんでした。 最初は、スイッチを並べて、モーターでディスクを回転して採りました。 次にカメラでリアルタイムで読み込んだり、スキャナーを使ったり、いろいろな画像認識の方法を実験していき普通に考えられることは殆ど行いました。 何度も作りなおして行くうちに、気がついたら長い年月が経っていました。 そして、皆さんに今回公開するのは誰でも気軽にデータを作れる画像認識タイプのソフトウェアです。 これなら大丈夫ね。
あなたの家にも使えなくなった1枚や2枚のディスクがあると思いますが それをスマートフォンなどで撮影して、手順に従って少々の加工を加えれば良いことになります。 えっ?オルゴールのディスクは普通の人は持ってないと思うよ。 そういう方の為に、ソフトウェアにいくつかのサンプルデータを用意しています。 |