Antique Disc Music box player

オルゴールにはいろいろなタイプがあるの


オルゴールのディスクは、統一の規格が無かったために、各社が独自にいろいろなタイプのディスクをいろいろなサイズで作りました。

その種類は少なくとも数百はあり、このディスクプレイヤーでそれらを全部サポートできることは無いでしょう。

しかしながら、せめて代表的なオルゴールのディスクは聞けるようにしたいということから、1機種1機種、実機を見て調べながら調節することになります。

 

2017年8月の時点で、対応できた機種は20機種、そしてほぼ対応できている機種15種を合わせると35機種になります。

この35機種でおそらく、アンティークオルゴールの60%以上のシェアを占めています。

博物館などで演奏されているものは大型のオルゴールが多いので、そういう意味では実際には45%−50%ぐらいなのかもしれません。

あとの40%は、入手困難であったり、製作数が非常に珍しいオルゴールで、それらのディスクの種類は300種類以上あると言われています。

将来的な目的は130機種、約85%のディスクを再生できることです。


1:回転方向、回転速度

ディスクの回転方法は、右回り、左回りの両方があります。

回転速度の、演奏時間もどの機種も異なり、同じ機種でも速度が違うものがあります。


2:プロジェクションの種類

ディスクの突起部分をプロジェクションと呼びます。

プロジェクションは各メーカーで独自の仕様で作られました。

同じように見えてもほんの少し違うもの、同じオルゴールでも2種類のプロジェクションがあるものなどいろいろです。

しかも、かなり小さかったり、1つの音につき2つの穴のシルエットが映るものなどもあり、認識するのが難しいものも

いくつかあります。

このために、少なくとも22種類のプログラムを作りそれぞれの機種に合わせて使い分けています。

Criterionなど

Symphonion

Mira

Polyphonなど

Stella Harmonia


3:ディスクのサイズ

画像認識をする場合に一番厄介なのはディスクのサイズがどのぐらいかがわからないことです。

これを間違えて判断すると音楽になりません。

同じオルゴールのディスクでもサイズが微妙に異なるものもあり、その差が1mmから4mmぐらいあるものも

見受けられます。

これらは、ソフトでできるだけ補正をかけますが、中には2つのソフトを完全に切り替える必要がある機種もあります。

 

こんなにたくさんの大きさや種類もあるのね。


4:オルゴールの仕様

これがあまりにも統一感がなく、プログラマー泣かせです。

例えば、このオルゴールの場合には、対角線上に向かい合う2つのコーム(櫛歯)が

同時に鳴ることになります。

従って、音のデータは1本おきに180度ずれた位置に配置されているのです。

難しくで私にはわかんない???

こんな感じです。

同じオルゴールでも、大きさや、コームの状態が違うものなどもあったり、

旧型と新型、またはメーカーによる互換性があるのにディスクのサイズが若干違ったりいろいろです。

将来的に音源を作る場合には、各機種ごとの音の分析が必要です。

音色が異なる3つのステラ

 

ディスクイメージをつくろう

 

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