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ロルモニカ ROLMONICA |
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1925−1928(その後再版あり) | |
弾けそうで弾けない楽器、ハーモニカが簡単に弾けたら良いですね! このロルモニカは、そんな願いをかなえてくれるかもしれません。
上の図を見れば説明するまでもありませんが、ロルモニカはハーモニカの中にミュージックロールを仕込んだものです。 ミュージックロールのサイズは約100mm程の良い大きさです。
ゆっくりと廻しながら、吹いたり吸ったりしていると自然に曲がひけます。 この楽器のポイントは、吹いても吸っても同じ音が出るという点です。 つまり、呼吸をしながら、演奏できるわけです。(これを循環呼吸とは言わないと思いますが、苦しくないです。)
但し、欠点もあります。
1、紙のセットがめんどくさい 当然空気が漏れないようにしなくてはいけませんから、ロールを中に密封するわけですから、かなりきついパッキングのフタを開け閉めしなくてはなりません。(これが結構めんどくさいです。)
2、曲のテンポが良くわからない 曲のテンポは知っていない限りわかりません。でも普通1925年に流行っていた曲なんてあまり知らないと思います。 不幸にも私が手に入れたロールは全て知らない曲でしたので、あっているのか、あっていないのかもわかりませんでした。
3、廻しにくい 少しハンドルがまっすぐでないがために非常に廻しにくく、しかも疲れてしまいます。
以上の3つの問題を克服することができず、私は演奏ができるレベルまではいきませんでした。 誰か、これを弾ける方の演奏を聞いて見たいです。 ちなみに、これはオークションでハーモニカの先生に引き取って頂きました。
それから、もしこれを購入したら、リードの振動を止める皮のようなものが各リードに張ってあるのですが それを付け替える必要がありそうです。 私が入手したものは、ほとんど取れてなくなっていましたので強く吹くと音が割れます。 また、このロルモニカにファンをつけて自動的に風を送れるようにしたものでメロディプレイヤーがあります。
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