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オートマタウオッチ (Musical) Automata watch |
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ビクトリア時代の貴族は非常に豪華な懐中時計を好みました。 その時代には、まだ腕時計(リストウオッチ)がない時代です。 懐中時計は用途によって、狩(ハンティング)などで使えるように丈夫で持ち運びに向いたハンターウオッチや、時間を知らせるリピーターなどのさまざまな種類がありますが、 その中でもコレクション性の高いものとしてオートマタウオッチ(=オートマトンウオッチ)があります。 オートマタの原型ともいえる、モチーフが動く仕組みを機械仕掛けで作り出し、その精巧さに、それを見た人を魅了しました。 現在でもリュージュが、上の写真のような時計を作っています。これは、オルゴールも内臓していることからミュージカルオートマタウオッチと呼ばれることもあります。 鳩時計(カッコー時計)やウエストミンスターチャイム、のようにクロックに内臓した動きのダイナミックさに比べ非常に繊細さを感じます。
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