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E9 マンドリン ハープ (American)Mandolin Harp |
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弦の数 |
20+21=41 |
Strings | 20+21=41 |
音階 | クロマチックに近い | Scale | chromatic(without D# & Bb) |
コード専用弦 | 20本5コード | Chord Strings | 20 5chords |
コード演奏機能 |
なし |
Chord Function | no |
サイズ | 500mm 400mm | Size | 500mm 400mm |
サウンドホール | 1 | Sound hole | 1 |
推定販売年 |
1910-1930 |
Age (circa) |
1910-1930 |
複弦 | なし | Double string(like mandolin) | no |
現在の入手におけるレア度 | ★★★★★ ★ | Rare | 6/10 |
サンプルのメーカー |
Oscar Schmidt International / 87 Ferry Street / Jersey City, N.J Radio Concert Harp の場合 manufactured by the Radio Concert Harp Company of America in New Jersey. Main Advertising Office in Philadelphia PA. Paraphrased From the Instructions... |
Maker |
Oscar Schmidt International / 87 Ferry Street / Jersey City, N.J
manufactured by the Radio Concert Harp Company of America in New Jersey. Main Advertising Office in Philadelphia PA. Paraphrased From the Instructions... |
基本構造: メロディーの各弦に対して、爪のついたボタンをもったユニットを取り付けたものです。
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演奏概略: 机のような平らな所において演奏します。 左手でコードを演奏し、右手でボタンを押してメロディーを演奏します。 右手のボタンは押しながらユニット自体も左右に10mmぐらいスライドをさせることにより弦をはじきます。
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名前の由来(推測): 不明
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印刷されたプレートにはボタンが21個、各ボタンには音階と番号が書かれています。 約2オクターブをほぼクロマチックにカバーします。 パネルは金属製、ボタンは樹脂のようですが、当時を考えるとベークライトでしょうか?表面を見ると削り出したようにも見えます。 |
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ユニットを開けて見ました。 下にある2つのローラーのようなもので上の板を支えてスライドします。 |
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矢印のところがボタンを押した状態です。 クギを少し細くしたようなピンが出てきます。 |
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ボタンを押すと同時にボタンを押した指を左右に動かすことにより、慣れればトレモロのような効果ができるそうです。 ただ、実際にやってみるとそのような早いプレイは難しそうです。 |
コメント |
アメリカン・マンドリンハープは固有名詞で、D2 マンドリンハープは複弦(コース)を張ったハープの総称で、違います。 別名ラジオコンサートハープとも呼ばれ、1900年代初期に多く出回ったようです。 ピアノとは似ているようで似ていないボタンの配置は最初はとまどうでしょう。 しかし、慣れればなんという事もなく弾くことができます。 特にアメリカのフォークソングに関してはC調が多かったために、半音は少なく、ほどんど下の2段のボタンの配列で間に合います。 この楽器の最大のメリットはボタン式になっていることですが、デメリットもあります。 まず、ボタンを押してから少しだけスライドしなくてはならないために早い演奏が難しいことと 完全なクロマチックではないことです。写真を見ての通り、D#(Eb)とA#(Bb)がないためにどのような曲でもOKなわけではありません。 また、弦に針先があたるときに勢いがないと音が出ない、またはこすれた音がするなどかなりクセのある楽器です。 |
コード弦
メロディ弦
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