|
|
自動演奏オルガン(自動オルガン)の方式 automatical organ 2:空気の流れの方式 |
|
|
|
空気の流れの方式
ハーモニカを吹くときに、同じ穴位置でも、吸った時と吹いた時に違う音が出たのを覚えているでしょうか? パイプ式オルガンもリード式オルガンも同じように、分類すると空気の流れる方向をうまく利用して2通りの方式が考えられました。 ひとつはブロアー方式、もうひとつはバキューム方式とこのホームページでは書いています。
ブロアー方式は、フイゴで空気を圧縮して、リードに風を送り込みます。つまり吹き込む方法です。 この方式は最も簡単に作ることができます。 しかしながら、紙に対して常に空気が吹き上げる状態になっているために、紙が緩むと音が出なくなることがあります。
一方バキューム方式は、フイゴで空気を外に出していき、中の空気を少なくして真空状態をつくります。 そして、リードを通して空気を取り入れる。つまり吸い込む方法のことを指します。 バキューム方式で良い点としては、ミュージックロールを常に吸い込もうとするので、紙が穴に密着します。 そのために紙が浮いて読み込みが失敗する可能性が低いです。
ミュージックロールの穴を通してどのように空気を流すかによって、全く反対の方式が生まれ構造が大きく変わってきます。 ほとんどの小型のオルガンは1−2枚の写真を見れば、どちらの構造かわかるほどです。 2:空気の流れの方式<このページです。
|
|