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トーレンス THORENS Saint-Croix,Switzerland 1881-1985 |
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トーレンスは現在ではリュージュにオルゴールの工場を売却しています。 1985年までオルゴールを作ってたトーレンスは小型と中型のディスクオルゴール、特に小型で比較的安価なシリンダーオルゴールを製造していたオルゴールメーカーでした。 結局、オルゴールが下火になって、安い組み込み用のオルゴールの市場は三協(SANKYO)が、高級品はリュージュが、と言う具合に市場を2分した形ですが、現在のリュージュの主力製品はほぼトーレンスの工場の製品です。
また、トーレンスの主軸であった、4.5インチディスクを使用する30シリーズも、現在でもリュージュでは引き継いで販売しています。 もちろん、このシリーズのディスクはラベルなどが違っていても互換性があります。 トーレンスから、(エーデルワイス)、リュージュへと引き継がれて100年近く続いているのですから凄いことです。 この4.5インチディスク以外にも、11インチディスクのシリーズもありました。 上の写真のようにディスクの種類は時代により大きく分けて3種類あります。(右に行くほど古いです。)
小型のシリンダーオルゴールは主に50teethを中心に、シンプルなクルミの木の箱に入れて販売されました。 1つのオルゴールで2曲から6曲演奏されるものが主流でしたが8曲のタイプなどもあります。 これらのシリンダーオルゴールもリュージュへ引き継がれています。
トーレンスはその後高級レコードプレイヤーのメーカーとして現在も生きています。
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