|
||||
リュージュ REUGE Saint-Croix,Switzerland 1865-現在 |
||||
リュージュ社はスイスのオルゴール会社として有名です。 現在リュージュのオルゴールは、宝飾品と同じ扱いをされ多くはお金持ちのギフトグッズやコレクションとして取り扱われます。 従って、値段も高いだけではなく、厚めの金メッキなどそれなりの作りになっています。 また、リュージュのもう一つのブランドのロマンスがあります。 基本的にリュージュの製品と同じですが、値段も多少安くなっています。 というのも、ロマンスはムーブメント単体で販売して、別の会社でボックスをつけて販売しています。 リュージュで発売するかロマンスで発売するかの基準は明確にされていません。 また、さらにもう一つのブランド名でシャルル・リュージュがあり、これはオートマタウオッチや極小型オルゴール、バードケージ、バードボックスのブランドです。 スイスのメーカー オルゴールといえばスイスという人も多いですね! スイス製のオルゴールのムーブメントば、リュージュしか作っているところがないとの情報が流れていますが、ゲイシャ-ジャカール(ゲイサス-ジャカード)も現在も作っています。 しかしながら日本に入っているものはほとんどリュージュ社のものです。
リュージュを語るには切っても切れない会社でトーレンスがあります。現在のリュージュのオルゴールはトーレンスからの流れを引き継いだものが大半を占めています。 その他にもMelodies、LadorやCuendetを買収して現在に至ります。 ムーブメントの種類 リュージュのシリンダーオルゴールは普通のエントリーでは36、50、72の3種類に加えて144TEETHのサブライムハーモニーになります。 36の場合は1曲、50と72、144は3曲を1本のシリンダーで聴くことができます。ボックスはいろいろと変わり価格もまちまちですがユニット自体はこのどれかである可能性が高いです。 現在、22、30はロマンスブランドへの移行をして、18は生産中止だそうです。 これ以外にオートマタウオッチなどに使う世界最小のオルゴール(17音)があります。
コレクターズベル 毎年の記念としてクリスマスベルを発行します。その中に入る小型のオルゴールの曲はもちろん、デザインも毎年変わり、文字通りコレクターが毎年コレクションするアイテムとして有名です。(上の写真)
シンギングバード バードボックス、バードケージともに、リュージュの得意分野のようです。これ専用のカタログを作ってしまうほどの種類をもつバードボックスや多少白々しいぐらいの鳥の鳴き声の掛け合いをするバードケージは初めて見た人はびっくりすることでしょう。上記に書いたとおりシャルル・リュージュのブランド名で売られています。 (シンギングバードは現在リュージュ以外にMMMでも作られています。)
144Teeth シリンダーオルゴール 小さいながらも144もの歯を持つリュージュの高級オルゴールです。サブライムハーモニーという2つのコームにより、同じ音程を重ねて演奏することにより、従来の音色と違った効果を出せます。普通、1つのシリンダーで3曲の演奏が可能です。
ディスクオルゴール トーレンスから引き継いだ30Teeth(4.5インチディスク) と41Teeth(11インチディスク)のディスクオルゴールもまだ現在でも製造販売されています。 30Teeth(4.5インチディスク)の方は日本でも良く販売されていますが、41Teeth(11インチディスク)はあまり見かけません。
カーテル リュージュの最高の技術は、殆どの場合に、カーテル、もしくはPRESTIGEの一部に見られる限定品に見られます。 ドラムやベルをつけたオーケストラルやリボルバーなどのタイプは、香箱も構造も従来のアンティークの作りを再現しています。 それぞれたった10台とか20台しか生産されないものですが、リュージュの技術力を誇示するデモストレーションになることだと思います。
リュージュのマークはリラ(ライアー)というハープです。ハープに興味がある人は姉妹サイトハープとチターもどうぞ! 掲示板の書き込みから始まり、リュージュ社のアンティークオルゴールが見つからない訳がわかりました。知りたい人はこちらへ 掲示板NO.60 |
||||
|