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B3 楽譜とタブラチュア Score & Individual music sheets |
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ハープの楽譜について少し説明をしたいと思います。 ハープの楽譜は本当に日本で見つけることは難しいです。 ハープの楽譜 グランドハープはオーケストラに深くかかわってきたために多くの楽譜が書かれています。
アルパなどは楽譜を使わないで練習すると聞きますが、海外で楽譜が売っていないわけではありません。 ただ37弦あり半音が出せるアルパにとってはアルパ専用の楽譜はあまり必要が無いかもしれません。
しかし、ほとんどのハープに共通して言えることは、その楽器にぴったり合った楽譜を見つけるのにも苦労することが多いことです。 ましては日本で出版されている楽譜は稀ですから、海外からの輸入か日本で洋譜を探すしかありません。 そのため他の楽器に比べて高価であったり取り寄せのために時間がかかったりします。 いくつかの楽譜は海外のサイトでもダウンロードできるようになっていますが、それらの編曲などで満足いくものを見たことがありません。 従って、多くのハープ奏者は他の楽器の楽譜から簡単にアレンジしたり、本格的な編曲をしたりします。
ハープに向いている楽譜は一見楽譜の段が似ているのでピアノのような気もしますが、臨時記号の多さやその奏法から難易度は高いです。 ハープと相性の良い楽譜としてはむしろギターなどの弦楽器が挙げられます。 アイリッシュハープなどは楽器自体がほとんど標準の規格を持っていませんから、さらに個別の問題があります。 個別のハープの楽器上で最も問題となってくるのは、弦の数や半音が出せるかどうか、または半音の操作が曲の速さについていけるかなどです。
もちろん弦の数が多い方が有利ですし半音が出せる方が、いろいろな楽譜に挑戦できます。 小型のラップハープなどの場合には弦の数に制約がありますから、その音域を超える音については、編曲をしなおす必要があります。 22弦のハープ用に編曲された楽譜集は販売されていますが、あまり、小型のハープ向けの楽譜は見つかりません。 いくつかの楽譜には、弦の少ない楽器を使うときには低音を割愛するような解説を見かけたりします。 教則本などにも編曲の方法などを書いたものが出版されているので、それらを参考にされるのが良いのと思います。 ライアーの楽譜 ライアーの楽譜は本体についていた楽譜以外は見たことがありません。 ましてはライアーの日本語の解説書があるらしいのですが(私は)見たことがありません。 チターの楽譜 コンサートチターなどは、ドイツでは有名な楽器で現行で製造販売をしているので、当然楽譜もたくさんあります。 「第三の男」の楽譜などは輸入店で頼むとドイツから輸入してもらうことができます。 また、ハンマーダルシマーなどの楽譜も海外では発売されています。 それ以外のチター系の楽譜は非常に見つけるのが困難です。 日本国内では見たことがありません。 特殊なハープ 当サイトで取り上げている楽器の中には長い歴史の上で瞬間に生まれて消えたものも多いために、どのような曲を弾いていたのかを、調べるのに苦労します。 ほとんどのチター系の楽器は比較的近代なので、時代から考えるとそれなりには残っているはずですが、なかなか見つけるのは困難です。 ウケリンなどの場合には、かなり海外の方で調べ上げられているためにインターネットでも見つかりますが、個性のある楽器の場合には、それ専用の楽譜を探さないと限られた音程で、どのような曲が弾けるのかもわかりません。 私は良く暇つぶしに現代の曲(POPSなど)も弾くのですが、バイオリンウケでカーペンターズなどを弾こうとするとメロディは全て弾けるのですが、一部の伴奏が出来ないため、ほとんどの曲は最後まで弾けません。 つまり、「この曲がこの楽器で弾けるの?」ということを考えなくてはなりません。 ハープの演奏傾向に代表的なハープについては簡単に触れましたが、有名ではないハープやチターの場合にはなかなかまとめることが難しいのが実情です。 ★ さて、話がそれましたが、運良く箱に入った状態の楽器を手に入れる事が出来た場合に、その楽器専用の楽譜が手に入ることがあります。 当たり前のことですが、その楽器の付属品としてついているものなので、非常に簡単で曲想もその楽器に合ったものです。 当時の人がどのような曲を聞いて、どのような演奏をしていたかなどもわかります。これは非常に重要なことで、その楽譜の中にその楽器の演奏方法が書かれていたり、編曲によってどのような演奏が可能か?または、どの調が弾き易いかなどもわかる糸口になります。 もし海外から、これらの楽器を取り寄せることができるのならば、少しぐらい金額が張っても箱に入ったものを買う方がお得です。 というよりはそれらが付属しているものを探し出すのが楽器を理解する上でも最良の手段です。 ★ ハープの場合には、弦が多く、弾くのが難しいものもありますから、そのような楽器の場合には初心者向けにタブラチュアまたは、それ専用のガイドシートがついてくることがあります。 当然ですが、そこには伴奏に使うコードだけでなく、旋律(メロディ)が書いてあります。 タブラチュアとは普通の楽譜ではなく、音符のかわりに数字などの番号や記号を使って音符が読めない人でもその数字の場所を弾けば演奏できるというものです。 また、机に置いて弾けるハープでは、弦とハープのボディのわずかな隙間の間にガイドシートを敷いて、そこに書いてある記号や数字の順番どおりに弾けば良いためより簡単に演奏することができます。 ただ、これらのタブラチュアやガイドシートは初心者向けですから、楽譜がシンプルになっていて、旋律は単音のみで複雑で早い演奏を目的としていません。 また、ガイドシートのほとんどは音長が書いてなかったりしますので、曲を知っていないと演奏は不可能です。
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