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ファットシリンダーを綺麗に 2 オルゴールのお掃除 |
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3:金属を磨く | |||||||||
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とにかく全体的に、油もついていてドロドロです。100年の垢を落とすのですからしょうがない事ですが、効率的に、しかもオルゴールにストレスを与えずに修理をすることを心がけています。 少し磨いたぐらいではどうにもならないので、特別な調合?をしたコンパウンドで磨くことにしてます。 このコンパウンドは幾つかの販売されている中でも金属に害が少ないものを2種類あわせて、 それに片栗粉を混ぜて練って作ります。強めのものと、弱めのものを2種類用意して使い分けます。 (希望はないと思いますが必要であれば、実費でお分けします。) ヘタなクレンザーやコンパウンドを使うと、1年後に思わぬ錆びが出てきたり金属が変色して後悔することもあるので 注意が必要です。とにかくいろいろと使ってみることです。 写真のコームの左端を少し磨いていあるのがわかりますでしょうか? 手作業で、これを行うのに15分かかります。
金属を磨くにあたって、当たり前のことですが銅・真鍮と、鉄を分けて考えることです。 そして、部品はできるだけはずして磨くということです。 でも、別のページでも書きましたが、もとの状態に戻せないと困るので写真を撮っておく必要があります。 特にガバナーの分解は大変なリスクを負います。
金属は、コンパンドをつけたブラシで行います。熱を持つほどゴシゴシ磨いてはいけません。 また電動工具を使うと早いのですが、危険が伴うので、私はすべて手で行います。 ブラシは歯ブラシなどの柔らかめのナイロンブラシでも構いませんが、時間がかかります。 丁寧に磨いていると何日もかかり、大きいオルゴールだと歯ブラシ1ダースが消えます。 先端の状態が変わったブラシは力の加減がかわっていきますし、効率が落ちるのですぐに変えて行きます。 最近は、テトロンブラシ?のようなものがあり、その毛先の長さを短くして使っています。 長すぎると力が入らない、短すぎると力が入りすぎてキズがつくなどの問題が起こります。 間違っても真鍮ブラシなどは使ってはいけません。
シリンダーの磨き方はピンがあるために、また少し別の方法で磨きます。 |
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ファットシリンダーを綺麗に
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