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ファットシリンダーを綺麗に オルゴールのお掃除 |
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5:ダンパーの修理 | |||||||||
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今回は、コームの歯が全て正常の状態でしたので、工作機械が必要ないので非常に楽です。 ただ、アンティークオルゴールの場合には音量もパワーがありますから、ダンパーが悪いとキュッ!キュッ!とかゴッ!ゴッ!とか凄い音がするのでダンパー調整は必須項目となります。 しかしながら今回のオルゴールでは1本を除いてダンパーがほとんど奇跡的についていましたので、曲がったり不都合がありましたが簡単に修正できました。 普通、ダンパーは低音と中音の部分は同じようなものが付けられます。 このオルゴールは高音の一部にも別の形のダンパーが付けられていて、写真で黒く見える部分がそのダンパーです。最高音の4つにはダンパーはありませんでした。 1本だけ取れていたダンパーは、最近気に入っている、ポリカの板で作ったものをエポキシで固定しました。 どうして、本来の方式で直さないかというと、金属ワイヤーをつけるには溶接をする必要があり、コームに熱を与えると音程が微妙に変わる可能性もあるためです。 またダンパーの強さの調整が楽で、取れてもすぐに付け直せるというメリットがあります。 最近のリュージュなども樹脂製のダンパーは使われています。 |
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ファットシリンダーを綺麗に
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