G8 クロマチックハープ

Chromatic Harp

「あれっ！これはクロマチックハープじゃない」と思われた方はかなり知っている方だと思いますが・・・・

実はこれもクロマチックハープなのです。

同名で弓型のハープもありますが、こちらはチターです。

他にもクロマチックハープという名前のハープはあったかもしれませんが、検索エンジンなどで調べると、むしろ半音付ハーモニカをさす場合の方が多いようです。

私が調べた限りで弦楽器では、弓形ハープのダブルストラングのクロマチックハープと、この無名のチターのクロマチックハープの2種類しか見つかりませんでした。

一見ハンマーダルシマーのように見えますが、おそらく、実際にはハンマーを使わず、机の上に置いて弦をはじいて演奏したと思われます。

なぜクロマチックハープか？と言うとこの時代（１９００年ごろ）のハープは主にダイアトニックなために、このハープを特別にクロマチックだという売りで販売したものと思われます。

しかしながら、当時演奏されていた曲はフォークソングが多かったのでクロマチックである必要はあまりなかったかもしれません。