|
||||||||||||
B6 演奏方法などの解明 |
||||||||||||
この楽器はどのように弾くのだろう? いつも頭を悩ませられるのは、まずは、どのような姿勢で弾くのか?どのように演奏すれば正解なのか?ということです。 私にとって正解とは、 その楽器が販売されていた時に演奏されていたであろう曲を、その時に弾いていた方法で自分で弾けるようになることです。 海外のホームページを見ると参考になるページもありますが、中には楽器を逆さに演奏していたり、本来ある付属品が手に入らないために別の演奏方法を編み出したり????といろいろです。 B3 楽譜とタブラチュアの所で説明したように、楽譜や文献を探す事により演奏方法を導き出すのですが、楽器の流れ、またはその会社がどのような楽器を作っていたか?または年代や国などの傾向からも推測します。 また、アメリカの特許の資料なども探してくれるサービスもあるので、そこで見つかれば作者がその楽器の優位性などを説明しているのでほぼ完全にわかります。 ハープは常にその時代の背景に従って、デザインや機能を変えてきました。 しかし、そのほとんどは演奏形態の複雑さなどが災いして、消えて行ってしまったものです。 このホームページを作るのに時間がかかったのもそれらの資料の少なさから追い込みに時間がかかったからです。 これを調べるために、学生の頃はさっぱり興味がなかったアメリカやヨーロッパの歴史の本を買うなどとは思いもよりませんでした。 そして映画タイタニックにでてきたような、アイルランドの音楽やその頃の資料を集めることにより当時のアイルランドとアメリカの音楽の関係なども多く知ることができ、今のアイリッシュハープでよく弾かれるフォークソングとアメリカのフォークソングの因果関係なども少しづつわかってきました。 興味のある方はタイタニック特別編へ 以下のような事柄から推測します。
当時のカタログなどには情報がいっぱいです。(図は1920年ごろのオスカーシュミットのカタログの表紙) |
||||||||||||