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H9 ハワイアン系ハープ
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ハワイアンミュージックがアメリカで全盛だったのは1900年初期だと思います。 1930年ぐらいまでに今のハワイアンミュージックの曲はほとんど出来上がっていたと思います。 ハワイアン専用のハープは現在ではほとんど見られませんが、 バイオリンとウクレレを始めて融合させたハワイアンアートバイオリンや、ウケリンがあります。 ウケリンはほとんどハワイより、アメリカ大陸の方で大ヒットしましたから、楽譜などはハワイアンでないものの方が多いです。 それと前後する時期にスチールギターの原型とも言えるギターのスタイルや、それ専用のハープである、トレモロアやハワイアンティプルなどが生まれました。 中でも、ハワイアンハープは3本のメロディ弦を持ち、今のスチールギターに近いテクニックを使うことができます。 それ以外にもハワイオリン、ハワイフォン、ホノルルギターハープ(ギターではなくハープの名前で、ハワイアンハープのバージョン違いです。)等もあったという記録があります。
ハワイアン系のハープの特徴としては、現在のスチールギターのように、弦に金属をなどを当ててそのままスライドすることにより、グリッサンド効果を出すものがほとんどです。 グリッサンドする弦は1本から5本ぐらいまでで、2本以上の弦をグリッサンドするものはその弦のチューニング自体が(和音)コードになっています。 コード付きハープのように、他の弦は伴奏用として幾つかのコードを予め配置されたハープもあります。 |
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