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C1 調弦の方法 How to tuning |
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ご存知の通りハープは弦が多いものがほとんどで、中には100本を越えるものもありますから、演奏出来る状態にするために調弦(チューニング)をすることは大変です。 ピアノなどは調律士がいて、半年とか1年に1回調律をすればすみますが、ハープの場合には、ものによってはもっと頻度を高くしなくてはいけないものもあります。(ピアノはベース(台)が鋳物ですが、ハープは木なので) したがって、自分で調弦(弦を調律すること)をできないと楽器として維持できないという事を意味しています。 これができるかどうかによっては、そのハープが居間に飾られて装飾品になるか、楽器になるかの違いがあります。
調律の前にどのような糸巻き(ペグやチューニングピン)があるかをまとめてみましょう。
以上の表の様にほとんどのもはチューニングピンを専用ツールで廻すことにより行います。 ピンは太いと太いほど抵抗があるせいか少しづつ廻すことができて、正確なチューニングが早くできるように思います。
調弦は、その時の状態によってよく考えておこなわなくてはなりません。 長い間、放置していたハープは、調弦をする前にその楽器のコンディションを再確認する必要があります。 ここでは 1:通常の調弦と、2:アンティークを入手した時の調弦と3:新しく買った時の調弦と分けて説明します。
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ハープの弦の張力 |
ハープの弦の張力はかなり凄く、普通何100kg、多いもので1トンを越えるものもあります。 従って、その弦にさらに負荷がかかっていたりすると当然ボディは耐えられなくなり、壊れてしまいます。 ちなみに、スタンウェイのグランドピアノの場合には234本の弦をあわせると35トンもかかっているそうです。 |