ホームポジションの説明は文字で表現するのが難しいのですが、ここでは
仮にC調(C=ドの音からはじまり音階が並んでいるもの)で始まる2オクターブ程度のダイアトニックのコード付きハープを想定して説明します。
右手の音階はこんな感じです。
C - D - E - F - G - A - B - C - D - E -
F - G - A - B - C
のたった15本の弦を担当すれば良いわけです。
これを、仮に
1C- 1D- 1E- 1F- 1G- 1A- 1B- 2C- 2D- 2E- 2F-
2G- 2A- 2B- 3C
と書きます。
まず、右手の親指から順番に 1G 2C 2E 2G と置きます。これがホームポジションです。
この時に小指は使いません。※
小指は伸ばせば2B や 3Cに届くとは思いますが、ほとんどの人の場合に手が寝てしまうことと親指の担当している低い方の弦に移動がしにくくなるためです。従って小指は必要な時には使いますが、ホームポジションには入れません。
あえて言えば、グランドハープではありませんが、中央のCの弦を素早く見つけられるように色をつけるとかマークをつけるのもよいと思います。
それでは、親指から順番に引いてみてください。良い音がしましたか?
このポジションを忘れず、そのまま2つ左にずらして弾いて見て下さい。1E 1A 2C
2E です。
こんどは暗い感じの和音(マイナーコード)です。
コードハープの場合には、コード用の弦が実際にあるのですが、メロディーでも主要コードが完全に弾けるように練習をしなくてはなりません。
そのために、このホームポジションにいち早く指が自然に置かれるように練習して、そこから別のコードへ瞬時に移動できるようになれば次のステップに進めます。
※演奏中小指は全く使わないという意味ではありません。しかしながら、ほとんどのハープでは使いません。
小型ハープはごく希に小指も使うものもあります。
|